Cloneko先生流(?) 講義の作り方

こんばんは。元アイカレ講師のClonekoです。

この記事はりゅう君がやってることになっているIT College Okinawa Advent Calendar 2019の6日目の記事です。

昔々講師をしていた時にどんな風に講義を作っていたか。っていう話でも書きたいと思います。 ここで言う講義は1時間単位の話ではなく「期」を単位とする講義です。

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講師が講義でやること

講義で絶対やらないといけないこと

講師が講義で絶対やらないといけないことは極端に言ってしまえば1つだけです。

  • 成績をつけること

これをやらないと学生は単位を得ることができないのでこれだけは何があっても絶対やらないといけないです。なので学生を遊ばせて講師は寝てても成績さえ学校に出せば一応はどうにかなります。

うそ。なりません。確実に学生から学校にクレームです。怒られるどころか給料払ってもらえないはず。。。でも多分これが極端にいえば絶対やらないといけないことです。

講義でやらないといけないこと(真面目版)

真面目に書きます。

  • 授業を通じて何かしらの成長をさせる
  • 成長したかどうか評価して成績をつける

の2つです。この2点についてどのようにして作っていくか細かく掘っていきます。

講義の作り方

授業を通じて何かしらの成長をさせる

講義の基本は授業です。なので授業をどういう風に作っていくのかっていうのが結構キモになってきます。 アイカレではほぼ無いのですが、「カリキュラムが事前に用意されていてそのとおりに教えなさい。」っていう方針のとこもあるかもしれないですが個人的にはそれはつまらないのでやらないです。

イカレの授業の基本パターンは「知識を得る」と「スキルを身に付ける」です。両方組合せたパターンもありますが、今回はこの2つにわけて説明します。 「知識を得る」パターンはわかりやすい奴だと資格試験系の講義。「スキルを身に付ける」パターンはプログラミングや演習を伴う実際に手を動かす奴です。

「知識を得る」パターン講義の作り方

知識を得るパターンの講義はだいたい「教科書」があります。実技系ももちろん教科書使うのですが教科書の重要度が全然こっちのほうが上です。

なのでまず講義が始まる2週間くらい前には教科書を貰います。 実技系の教科書と違ってだいたいの場合は資格試験に合わせて教科書を選定するので調達が遅くなるっていうことはあまり無い気がします(闇)。

もらった資料をマインドマップでまとめる

もらったらもちろん全部通しで読むのですが、僕の場合は目次を全部マインドマップ(デジタル)に書いていきます。 Network+の教科書みたいな範囲広くて奴だとマインドマップのノード(枝)が大変なことになるのですが、教科書のなかでこの見出しは別のあの見出しと関連しているよなーとか関連性を表記するのが簡単(矢印ひっぱるだけ)なので、 講義する時もここのページでやったよなー?まさか覚えてないってことはないよなー?って煽るのに使えます。

あと目次の下にここではこの話をしないといけない。とか、ここでは実技演習を入れて理解を深めさせよう。とかそういうことを書き込んでおけば忘れずに伝えたいことを伝えることもできます。

ここで「教科書に直接メモとして書き込んどけばいいんじゃね?」って思った人もいるかもしれないです。それをしないのには理由があって、教科書に直接書き込むと一方向にしかメモを連続的に眺めることができないのですが、 マインドマップで書いておくと平面的にメモや関連性を見ることができるのでこっちほうが直感的で好きです。

その他にもデジタルでマインドマップで書いておくことのメリットとしては不要なツリーは閉じておくことができることです。

1章: ほげほげ
1-1: hogehoge
1-2: hogehogehogehoge
2章: ふぉおばあ
2-1: foobar
2-2: foobarfoooooooo

みたいなツリーがあったとしたら1章はおわったから見る必要ないから閉じておく。と2章の内容だけ表示することができるので楽(視界に入る情報量的に)です。

あとは章単位でのメモ(この章はどれくらい時間かけたい)とか書くのにも便利だったり、章単位でここは理解が足りてなさそうだから1章と4章を重点的に復習しよう。っていうように「章」単位で物事を考えやすくなるので個人的には好きです。

手を動かすことが可能なことは可能な限り手を動かさせる

さっきもチラっと書いたのですが手を動かすことができることは可能な限り手を動かさせるようにしています。

  • ネットワーク系の講義だと「ネットワークが繋っているかどうかを確認するにはpingというコマンド使います」みたいな説明があったら実際にpingを打たせるし、
  • ファイヤーウォール(L3・L4)はインバウンドとアウトバンドを設定できる。ってなったら実際に学校にあるファイヤーウォールを持ち出して設定させてみたりするし、
  • パッチパネルがあると配線楽になるよ。って記述があったら実際に Aliexpress で3000円くらいでパッチパネルを買って実際にケーブルをバチンバチンはめさせてテスターで通過確認させたり
  • 1Uのサーバーを4台くらい持たせて、クラウドで4台マシンのインスタンスを立ち上げることはこの物理サーバー4台を買ってきて設置して設定して。ってやるのと同じだぞ!っせやってみたり

とか。 学校のリソースと(ポケットマネーの)予算と授業時間が許す限りできるだけ手を動かせるようにしていました。

資格試験の講義は教科書を最低3周する

そのまんま。教科書を最低3周は読みながら説明します。それなので一般的な講義と比べると教科書を進める速度は超ハイペースです。だけど1回の説明で覚えられるならいいけどそれより超高速で3回説明したほうがいい気がします。

「気がする」で片付けるのもよくないので一応理屈を書いておくと、

  • 1周目で「この資格試験はこういうことを理解すれば合格できるんだ」っていうのをうろ覚えさせる
  • 2周目でうろ覚えしていたものをちょっと定着させる
  • 3周目で定着できていないところを補完する
  • あとは授業以外のとこで自分で教科書繰り返し読んでもっと定着させてくれ

という感じ。昔(?)「教科書7回読み」っていうのが流行ったんですが、それの序盤の部分を授業でやりつつ解説を入れていっている感じです。

東大首席が教える超速「7回読み」勉強法 (PHP文庫)

東大首席が教える超速「7回読み」勉強法 (PHP文庫)

 

このやり方が合う人も合わない人もいるので万人に合う方法では多分ないのですが、この講義スタイルにしてから結構合格率高かった気がします(気がするだけ)。

試験対策でカジュアルに模擬試験をできるようにする

試験慣れしておいたほうがいいのは当然なんですが、問題集を開いて…開くだけでダルいっていうのもよくわかるので、できるだけ気軽に模擬試験をできるような環境を作ります。

最初はCLI(!?)で模擬試験をできるような仕組みを作ってサーバーにsshさせてやらしてました。

途中からブラウザベースで模擬試験をできるような仕組みを作ってました。3年くらい前に31日間プログラムを毎日書くってのが流行った時に作ったもので、サーバーレス構成なSPAという(以下関係ないので省略)

最終的にこれを成績つける試験に使ったりもしてました。

「スキルを身に付ける」

スキルを身に付ける講義は…基本的に講義内容を全部自分で作ります。教科書コピって演習させてもいいんだけど、だいたい納得のいく教科書なんてものは存在しないので…

基本方針は昔のハカチャンでしゃべった内容なのでそこみてください(書くのがめんどくさくなってきた)

qiita.com

成績をつけること

成績をつける方法は基本は

  • 資格試験は合格したら優。不合格なら不可。2回目受験して合格したら可。(例外もあり)
  • それ以外は普通に試験する(試験問題は基本全部自分で作る)。

なのでそんな書くことないです。

その他やってること

成長を促すための講義なのですが、学校というところの特性上どうしても「講師と学生の関係」というがの発生します。ここでファシリテーション的手法をごにょります。

それなので「講師と学生の関係」を作るにあたって「リーダーズインテグレーション」という手法を講義の最初に毎回やります(同じメンバーに対する講義であっても講義の内容…というよりは「期」が変わるたびにやります)。 それは何かっていうと大雑把にいえば学生側は匿名で講師に対して「講師について知っていること」「講師について知らないこと(聞きたいこと)」「講師に知っててほしいこと」「学生がこういうことをできるよ!」と伝えるワークショップです。

学生の意見を鵜呑みにはしないにしても吸い上げたり、学生との関係性の構築としてはすごく有用なワークショップだったと思っています。興味のある人はぐぐってみてね。

次に振り返り。だいたい変形のKPT(個人のKPT(「良かった点」「改善すべき点」「挑戦する点」)とクラスとしてのKPTを同時に書いていく)するんですが、そこそこ効果あったのではないかと思っていました。 実際卒業してから会社でKPTをやることがあったという卒業生もいたのでその慣れとしてはいいのかも。。。

最後に講義フィードバック。これは匿名ではなくメールで講義の感想と「講義で改善してほしいところ」を書いて送ってもらってました。KPTみたいなワークショップでやると書けないシャイな人もいるので個人間で伝えることもできるようにしておくのも大切だったかと思ってました。

ボドゲ

Clonekoせんせー講義の時のボドゲやってたのは書かないの?って言われそうだけどあれはチームビルディングの一つなのでそれ以上の意味はないです…(効果はものすごくあるけど)

まとめ

ハッカーズチャンプルー2019 アンカンファレンス ふりかえり(スピーカー編) #hcmpl

先週(2019年11月2日)にハッカーズチャンプルーのアンカンファレンスがあったので参加してきました。 そのふりかえり(?)blogです。

今回は 参加者として と スピーカーとして と2つにわけて書こうかと思っています。そのうちのスピーカー編です。

登壇したこと

登壇したことは↑なので内容はぱぱーっと読めるかと思います(そこまで難しいことは書いたつもりはないので)。

で、

正直なところ、グラレコ界隈で盛り上がってるのがすごく不思議で遠目で見てたりしてました。

内容の補足

基本的にはこれらの内容は過去に自分がイライラしたことに対する改善策を書いていった結果なのでどれくらいの人が共感できるのかなぁ…と思ってました。

実際には人によって刺さるポイントが違っているように見えて、全体で見るとだいたいのポイントは誰かしらに刺さっていたのかな…と感じました。 逆に言えばまだ自分に刺さってないポイントがあるはずなのでそこはもうちょっと気付けるようにしていきたいところです。

視覚・聴覚の話

視覚については僕自身があまり目が良くないっていうのもありますし、周りに色覚障害を持ってる人がいてこの手の話を結構聞いていたことがあったので一番最初に書きました。 目から入る情報量は結構多いけど結構無理矢理突っ込みがちだったり、色に意味をもたせるのは、便利だけどそれは必ず通じる手法ではないってのを自覚して自分も気をつけていこう…

聴覚の話はいろいろ思うところがあったりします。 自分自身が結構音に敏感すぎたり鈍感すぎたり偏りがあるので、自分が声を発する時には結構気をつけているつもり…です。

スライドには書いてないけど実際に話をした内容として、ものすごく小さな声しか出せない人が同級生にいてそういう人とのコミュニケーションについてどうしたらいいかとかいろいろ考えることがあったのでそれがちょっと発表内容に反映されています。

グラレコというかアウトプットしてそれを見ながら話をすすめていく話

グラレコ界隈で盛り上がっていたというのは意外だった… というよりもグラレコの本来の役割(アウトプットしたものを見ながら共通認識を確認する)が、グラレコを見てる人にあまり伝わってないんだろうなぁ…という風に感じました。

「映える」から見ちゃうけど、そこで終わるのではなくそこにグラレコがある意味とか知ってほしかったし、 グラレコのような派手ではないけど同じ目的を持つホワイトボードミーティングだとか、構造化していろいろ書いていってそれを見ながら議論をすすめていくことでより場が円滑にすすんでいくのも知ってほしいなぁと思ってあの内容を書いてました。

どっちかというとファシリテーション寄りの話

あまりファシリテーションについては話すつもりはなかったでだいぶうすっぺらく書いてました。 「ファシリテーション」って言葉は個人的には結構威圧的な言葉だと思っているので…実際にはそんなことはないんですけど…

で、「ドライバー」っという言葉がどこから出てきた言葉なのか…みたいなグラレコ界隈で話があったのですが、これはスライド中にもでてくるTWC20(ワールドカフェ20周年記念イベント)の時に、 海外でオンラインでワールドカフェをやろうと思った時に、カフェマスターになる人はそこに集中するために「ドライバー」となる人を一緒にやっていく。っていう話を聞いたところから持ってきています。(勘違いだったらすみません)

といっても、別にこれオンライン固有の話でもないじゃん?って思ったのでそのまま言葉ひっぱってきて使ってました。

この手の話は結構したいこといっぱいあるのでもうちょっと時間とって話できれば…とは思いつつ、ハカチャンのメインで話す内容でもないしなぁ…と思いつつうーん。ってなってます。

裏話

実はむかーし喋った↓のスライドを加筆修正して話をしようと思ったのですが、途中でその話よりこっちのほうがおもしろいやん?って思ったので方針転換したものです。

あとは、イベントで使った機材の話をしたかったのですがニッチすぎるしそれこそ自己満でしかおわらないだろう…と思って書きませんでした。

blogの過去の記事に書いてあるしいいか…

ハッカーズチャンプルー2019 アンカンファレンス ふりかえり(参加者編) #hcmpl

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先週(2019年11月2日)にハッカーズチャンプルーのアンカンファレンスがあったので参加してきました。 そのふりかえり(?)blogです。

今回は 参加者として と スピーカーとして と2つにわけて書こうかと思っています。そのうちの参加者編です。

参加者として感じたこと

今回も写真撮りながらあちこちうろうろしていました。マルチトラックセッションの時はつまみぐいみたいにあちこち行けてちょっとおもしろかったです。

スピーカーの多様性

今回特に感じたことととしてはスピーカーの多様性がすごいな。ということでした。

実際のセッション・スピーカーについては↓を見てもらうとして… https://trello.com/b/Jif02CF7/%E3%83%8F%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B92019

マルチトラックセッションの18枠(実際にはさらに+1(?))のうち5枠が学生。うち1枠は専門学校生ってのが熱かった(煽ってスピーカーさせておいてそういうのもアレなんだけど)。

内容自体も多様…っていうかプログラムの話からツール・サービスはもちろんのこと、保護者の悩みとか同人・創作活動の工夫、デザイン、行政からヨガまでITっていう世界の広さを感じれておもしろかったです。

そして感じたこの感覚

課題についての議論を目的としたカンファレンスではままある話ではあるとは思うのですが、技術(?)カンファレンスの中で取り上げるっていうのはあまりないのかな…ってはちょっと思いました。

沖縄、課題山積みなので…

難度の多様性

多様性っていっていいのかわからないのですが、ITという枠組みに興味があればどんな知識レベルでもどこかのトラックでは意味がわかる内容があるっていうのはすごくいいなと思いました。

技術わからなくても話聞いてるだけでわくわくしてくるようなものとか、もはやITスキル関係ない話(故にテックカンファレンスを目的に来た人でも新鮮な気持ちになれる話)まで

全体的にどんな内容だったかはTogetterを見てもらえれば…

と、沖縄には魅力的なスピーカーがいっぱいいることを再認識できてよかったなぁ…と思うと同時にそれに甘んじることなく切磋琢磨していければな。と思いました。

おまけ

今回の会場はゆいレール 旭橋駅直結のバスターミナルの中の会場だったので激熱でした。

ハッカーズチャンプルー2018に持っていったカメラの話

カメラの話です。 (出てくる画像は全部ハッカーズチャンプルー2018撮影チームによるものです)

カメラはオリンパスのOM-D E-M5 Mark II

レンズは5本。

超広角のKowaのProminar 8.5mm f/2.8

広角はパナソニックの14mm f/2.5

標準ズームはオリンパスの 14-42mm F/3.5-5.6

OLYMPUS 標準ズームレンズ M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 II R ブラック
 

中望遠でSigmaの60mm f/2.8

望遠は古いタイプのパナソニックの100-300

前夜祭は100-300以外、カンファレンスは実質ProminarとSigmaと100-300、懇親会はほとんどProminarと14-42でちょっとだけSigma

集合写真撮る時の17mmという画角はマジヤバい。前夜祭もカンファレンスもこれ(Prominar)一択。集合写真撮る時の撮影距離じゃなすぎて、近すぎない?とかみんな入ってる?とか言われるくらいの距離で撮れてすごかったし、一人一人の顔が識別できるくらいにはちゃんと解像感あっていい。マニュアルフォーカスなのはもうしょうがない。うん。

あと、広い会場を広くみせるような写真を撮るのにはすごく効果的かも。↓みたいな奴

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あとは、一番前に陣取ってスピーカーと巨大スクリーンを全部写すみたいなのとか。

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うん。Prominarヤバいよ。っていいたいだけです。

残りのレンズについては触れるだけ。

パナの14mm f/2.5は軽い。パンケーキレンズなのでボディ側のレンズキャップとして使ってます。パパっと撮りたい時にはいい画角(広めの標準域だと思えば)。画質は悪くはないと思うけど…

オリンパス 14-42mm f/3.5 - 5.6 はスナップで撮るにはいいレンズ(懇親会はめんどくさかったのでほぼこれで撮ってた)。しっかり撮ろうと思うとちょっと使えないかな…(カンファレンスでは使った写真ほぼボツ)

Sigmaの60mmは安くてパッキパキに撮れるのでマジおすすめ。カンファレンスで大活躍。

100-300は…一番前の席から100mm(換算200mm)で狙うとバストアップでちょうど撮れる感じだったのでそれで使ったのと、2階の照明エリア(照明なかったのでただの撮影エリアになってた)から300mmで狙ってうまく撮れたらいい感じ(だいたい辛い感じでボツになってるけど)になるようなとこで使ってた。あとはこっそり撮る時とか。

ハカチャンは基本的に屋内イベント&照明暗めなのでISO感度上げ上げしないとまともなシャッタースピードで撮れないのが辛い。そういう意味ではマイクロフォーサーズボディは辛いのだけど、前夜祭の時に聞いた話だとなんかみんなマイクロフォーサーズなボディ(メディアスポンサーのさくらインターネットの人もパナのGFにパナの14-140だったしOM-D E-M10持ってる人もいたし…)持ってておもしろかった。

と、こっちの世界は沼なのであぶない。

ハッカーズチャンプルー2018 行ってきたよ。作ってきたよ。

もはやこれがおわらないと梅雨があけた気がしない毎年恒例のイベント。ハッカーズチャンプルー に今年もボランティアスタッフ&前夜祭LTスピーカーとして参加してきました。

前夜祭

今年の参加で一番与えたインパクトは紙芝居LTでしょうか…

内容はこちら。

紙芝居LT…というよりこの手法自体はKP法というやり方で(一部界隈では)メジャーな方法なんです。 ただIT系のコンピューターを使って作るスライドが使える環境がほぼ当然のようにある環境ではまぁ使われなさそうな手法ではあるので新鮮に見えたかもしれないです。

といってもベースはKeynoteで作ってそれを並び換えてストーリーができているか確認して紙に書くという流れなので作成のプロセスは特に変わらないです。 Keynoteで作ってあるのでそのままコンビニでプリントアウトすればいいといえばいいのですが、そこはせっかくデジタル成分が無い環境でのLTなのでアナログっぽくやるほうがネタ的にもおもしろだろういうことでこの方法を使いました。

KP法についてはこの辺あたりを見ていただければいいかと思います。

KP法 シンプルに伝える紙芝居プレゼンテーション

KP法 シンプルに伝える紙芝居プレゼンテーション

 

前夜祭のLTタイムの熱量というか渦というか、飛び入りLTがどんどん湧いてくるのはものすごく見てて楽しかったです。カンファレンス・懇親会だけ参加した人より前夜祭も参加した人は150%くらいハカチャンを楽しめたのではないかと思います。(僕個人としてはもっと楽しかった)

カンファレンス

準備段階から終わりまでずっと写真撮ってました。 ここ数年写真とりまとめ(&ここ2年は撮影も)係をやっているのですがいや、写真撮るって難しい…

スポンサーセッション&LTで喋っていた @codehex さん と @saboyutaka さん、 @mgwsuzuki さんを撮った写真が個人を撮った写真ではお気に入りです。

あと、集合写真はレンズのパワーでめっちゃ広く撮れてよかった。。。(機材の話は別途)

懇親会

疲れてヘロヘロになってたので惰性で写真撮りまくってたら終わってた。

懇親会の写真ではこの悪巧みしてそうな人達の写真が好み。

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(ハッカーズチャンプルー公式カメラマンチーム撮影)

「作ってきたよ。」

LTでも話したのですが、ボラスタをやってて「イベントを作っている感」が今年もものすごく感じられてたのしかったです。もちろん一人で作ったわけじゃないし、割り合いでいったら全然低いのだけど、すごく「作ってる感」が今年もありました。これもまたハカチャンの楽しみ方の一つ。みんなで作るみんなのハカチャン。そこに自分ができること、挑戦したいことをちょっと加えることでもっといいものになると思うのでどんな形でもいいと思うので作る側にまわってみると楽しいですよ!

2017年買ってよかったもの。ちょっと微妙なもの。

2017年もいろいろ散財したり散財したりしましたね…

去年買ってよかったものをつらつらと書いていきたいと思います。

よかったもの

Apple Watch Series 3(10月頃)

腕に巻くSuica。そして運動しろ/立てといってくるアイツ。通知マシーン。これだけで十分買ってよかった。 電話できるのも思ったより便利。そんなに電話かかってこないけど。

12月の大阪出張では超絶活躍してくれました。それ以上の使い方はできてないのだけど十分ライフチェンジングなモノでした。 そして沖縄でも意外とモバイルSuicaは重宝するっていうのがわかった。

dji OSMO Mobile(6月頃)

親戚の結婚式の余興動画作成で、がっつり(iPhoneで)動画を取る必要があったので購入。ブレない動画取る時には必要。腕の負担も少ないので本当便利だった。なんか安くなってるっぽいのでスマホで動画結構取るっていう人にはおすすめ。

C-Force 001(8月頃)

出張にNintendo Switchを持っていく時のドック代わりに買ったけど、ほぼMacBook Proにつながってる。USB3.1のハブ(Type-A 2つとType-C 2つ)としても優秀。 MacBook ProからはずしてSwitchに挿せばそのまま切り替えできる…ように出張に持っていくMacの電源はNintendo SwitchのACアダプターです。

Nintendo Switch ACアダプター

Nintendo Switch ACアダプター

Amazon Echo Plus / Philips Hue(12月)

Philips Hue(ヒュー) ホワイトグラデーション スターターセット 【AmazonAlexa認定取得製品】

Philips Hue(ヒュー) ホワイトグラデーション スターターセット 【AmazonAlexa認定取得製品】

Echo Plusの招待メールが3日で届いたので勢いで。Philips HueはEcho Plusを買う前に頼んだのにEcho Plusのほうが先に来るというなんともアレな。

Echo Plusなので本来はスターターセットなくても動くんだけど、Alexa以外からも操作する(Siri経由とか)ので結局スターターセット要る。

スイッチオン/オフしたほうが速いこともあるけど、スイッチのあるところまで行くのがダルいことのほうが多いので結果として満足している。まだ1週間経ってないけど。

Libertouch(5月頃)

まともなキーボードは生産性高い。

HEJSANG HDMI切り替え機(5月)

うちにあるモニターのスピーカーがほぼ使えないのでHDMI映像と音を分離する奴/ついでにスイッチャーとして。 ただ、スイッチャーとしてはもはや使ってない(切り替え対象がそもそもMacBook ProNintendo SwitchしかないのでC-Force 001を抜き差しするほうが楽)

UVION 折り畳み傘(9月)

軽くてズボンのポケットに入れてても気にならない。出張の時活躍した。

ちょっと微妙なもの

XD Design Boddy(9月)

荷物はそこそこ入るし、PC用のスペースがあるので結構お気に入りなんだけど、その入った分の重量が全部肩に来るのが辛い。

Anker PowerPort+

最初は気に入って使ってたんだけど、Nintendo Switchの充電ができないということで出張に持っていくメリットがちょっと減ったのが。そこだけどうにかしてくれれば何も言うことない。

2017年度が始まるころの作業環境

とりあえずまとめとく。

ハードウェア

マシン

MacBook Pro 13inch Late 2016 のTouchBar無し/US配列です。 メモリ16GBで快適。

周辺機器

外部モニター接続用兼USBハブを接続するためにApple純正のHDMIアダプターを挟んでます。

Apple USB-C Digital AV Multiport アダプタ MJ1K2AM/A

Apple USB-C Digital AV Multiport アダプタ MJ1K2AM/A

おうち用と持ち歩き用に2つ用意しています。

おうち用マウスはMSの安い奴

持ち出し用

Appleのアダプター2つ買って電源とモニターつなぎっぱなしってってなると、持ち運び用の電源も欲しくなりますよね…というわけでAnkerのUSB Type-CのPowerDeliveryにも対応した奴を購入。

ケーブルはなんでもよかったのでエレコムのPD対応の奴で

あとはこの前blogに書いたポータブルディスプレイ

PowerPort5+のおかげで↑の電源不安定問題も解消されました。

マウスは持ち運ぶ時にかさばらないMicrosoftのArc Touch

他モバブとかちょこちょこ持ってます。

ソフトウェア

それ以外はMac標準かな…(ターミナルとか)

クラウドサービス

っていうほどクラウドサービス使ってるわけじゃない…はてなblogとGmailGoogle Driveくらい?あとTweetdeckか…

あ、Amazon Prime会員です(Amazon Musicくらいしか恩恵受けてないけど)。

基本的にあんまりサービスとか使わない人なのでこんなもんかな…