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オンライン/オフライン ハイブリッドワークショップの裏側(ちょっと規模大きめ編)

先日、日本ファシリテーション協会の全国運営スタッフ会議というものがありまして、日本全国どころか上海からも参加者が沖縄にやってきて会議というか「対話」をひたすらするというイベントがありました。

30人くらい(だっけ?)沖縄に集結してのイベントではあったのですが、沖縄に行けない方に向けて、オンラインでの参加も可能な対話の場を作ろうということで、例のごとくいろいろやってみました。

過去2回の似たような事例(12)では複数人居る部屋と複数人居る部屋をオンラインでつなげてイベントをやるようなスタイルでしたが、今回は複数人居る部屋と自分のPCで参加するオンライン参加者を繋ぐという構成でした。

さらにオンラインで行なうセッションには2パターンあって

  • 全員参加型のセッション(1つの部屋にオフラインの全参加者があつまる+オンラインの全参加者もオンラインでつながる)
  • テーマごとに参加者が分散するセッション(複数の部屋にオフラインの参加者が分散し、オンラインの参加者は興味のある部屋のオンラインルームに接続する)

という感じで2種類の構成を組む必要がありました。

それぞれ構成が違ってるので記録のために書いておきます。

共通の話

オンラインミーティングのソフトとしてzoomを使用しました。 共通してるのはそれくらいかな…

全員参加型のセッションの構成

全員参加型セッションは恩納村コミュニティセンターの大集会室で行ないました。いわゆる普通の舞台があってパイプ椅子を並べるような感じのホールです。

PCのスピーカーごときでは音が飛せない…と思ったのですが、事前準備の打合せで使用していたSurfaceのスピーカーが性能良すぎて全然音量の心配はなさそうでしたが、会場のワイヤレスマイクやらとつなぐ関係で一応会場のスピーカーから音を出すようにしました。

また、会場のPAから配線&カメラを設置するところと、舞台のスクリーンへ投影するプロジェクターの距離が遠かったため、プロジェクター接続用兼スライド操作用のPCは別途用意しました。 実際にはさらにチャットの記録係&オンライン参加者はどういう風に見えているかを検証するためのPCを追加で設置していたので会場内で計3台のマシンで配信していました。

ハード的な話でいえばすべてMacBook Proでした(新旧いろいろ)。

PA用のマシン以外は特に特殊なソフトや機材を使用していないので特に解説はしません。

PA用のマシンはUSBインターフェイス兼ミキサーとしてYAMAHA MG10XUと、USB Webカメラとして毎度お馴染Buffaloの広角Webカメラを接続していました。

YAMAHA 10チャンネルミキシングコンソール MG10XU

YAMAHA 10チャンネルミキシングコンソール MG10XU

 
iBUFFALO マイク内蔵200万画素WEBカメラ 120°広角ガラスレンズ搭載モデル BSW20KM11BK

iBUFFALO マイク内蔵200万画素WEBカメラ 120°広角ガラスレンズ搭載モデル BSW20KM11BK

 

ミキサーは前回使ったAG-03では入力が足りなかった(後述)のでAG-06かMG10XUのどちらかを調達しようと思ってMG10XUにしました。これはこれでハマる原因になったのですが…

MG10XUの特性なのかバグなのかわかりませんが、Macからの音声入力にUSBインターフェイスを使用すると変なノイズが入る現象が頻発して使い物になりませんでした。回避策としてMacのイヤフォン出力からライン入力するというなんだかなぁ…なことをして回避しました。

ただし、Macへの入力はちゃんとUSBインターフェイスとして使うことで正常に動いていました。

あとは、前回のイベントのふりかえりで「ガヤ」を配信したいという(KPTの)Tryがありまして、ガヤを拾えるマイクがあるといいなーということでAmazon様で安い指向性のあるショットガンマイクを購入しました。

このマイク、無指向性の距離の短いモードと、単一指向性の距離の長いモードをスイッチで切り替えられるのですが、買って2日目くらいにアホな(ファンタム電源流した)ことして、無指向性の距離の短いモードが使えなくなるというアレなことが起きましたが、当日までもともとの目的だった単一指向性の距離の長いモードはちゃんと動いてくれたのでとりあえず満足でした。

そして、zoomで録画した動画を見てたらちゃんと拍手している音とかちょっとした笑い声とか拾ってて、雰囲気がだいぶ伝わってるなーとか思いました。 そしてとりあえずはやりたいことはできたなーと思いました。

ミキサーにはMacの音声(ライン入力)・↑のマイク・会場のPAからの出力(ワイヤレスマイク×2)をラインで接続するための3系統の入力と、会場のPAへ流す出力とUSB経由でMacに流す出力の2系統の出力をになってもらいました。

カメラは3回目なのでもういろんな意味で慣れてました。はい。

これらの機材でうまくイベントを動かせたのはよかったなーと思います。

参加者が分散するセッション

参加者が分散するセッションでは、複数の部屋にPCを1台設置してそこでオフライン参加者と対話をしていく。という形です。

基本的にはノートPCについているカメラで画像の入力をする感じになっていました(多分…もしかしたら1箇所は外部カメラ使ってたかも…)。 音声は入力は外付けのマイク・出力は外部スピーカーという構成が2台(OSはWindowsが1台とLinuxが1台)とMacBook Proの内蔵マイク・スピーカーの構成1台という感じでした。

参加者が分散するセッションでは音声はオフライン参加者の声が拾えてオフライン参加者に音が届くということが達成できていればある意味問題ないのですが、今回懸念事項として、同じ部屋に2台PCを置いて御互いの音声を拾わないかどうか心配という話がありました。 そのため1つの部屋では1台のPCのみを使用できるようにする。というルールで行ないました。

ただ、実際のところMacBook Proを置いてあった部屋(大集会室)では3つのオフラインセッションが同時開催されていたのですが、他のセッションの音声が聞こえたりすることはなかったようだったので、うまく音量調整したり、パーティションを置いて他のセッションの音が届きにくくすれば同一フロアでも複数オンラインセッションを開催できたのかもしれません。 (あとMacBook Proノイズキャンセリングは結構優秀なのでそれの効果かもしれません)

オンライン/オフラインセッションでは音声より実はオフライン側のモニターサイズがネックなのでは…ということがありました。 小さいモニターに複数の参加者が映っていてもあんまり実感無いよなぁ…みたいなことがあり、あるセッションでは途中からプロジェクターを設置してたりしていました。

プロジェクターを設置できなかったり、スクリーンが無いような場所の場合は大きめのモニターを置いたりして対応するといいかもしれません(実際1つのセッションでは20インチくらいのモニターを置いてやっていた)。

あと、実のところ1つのセッションで使用しようとしていたマシンがセッション開始直後に音声がうまく出ない現象が起きたので急遽別のマシンに差し替えるということがありました。 予備マシンを用意していたのですぐ差し替えられて対応できたのでよかったです。予備マシン重要。 (その時使った予備マシンが↑に出てくるMacBook Proだったりします。当初はASUSの大きめのノートPCの予定でした)

まとめ

  • 大規模セッションやる時にはPAとつなげるの多分必須。
  • 大きな会場なら音声と画面出力分けることが必要になることもある
  • チャットでのロギング結構あるといいと思う。そしてオフライン側でオンライン側がどのように見えるかのチェックはあるといいと思う。
  • 雰囲気を伝えるためにはマイクでしゃべってる声だけじゃなくてガヤを拾うこと大切
  • 小規模セッションであったとしてもオフライン側には大きめのモニター/プロジェクターつなぐと参加者の顔が大きく見えていい感じ
  • 予備マシンマジ重要

参考リンク

前回・前々回のイベントで東京側の担当をされていたかーずさんが今回のオンライン側サポートを担当されててマジ神ってました。そのかーずさんも今回のイベントについて詳しくblogを書いているのでリンク。実際のオペレーションや運用方法についてはかーずさんのところに詳しく書かれています。